靴市場のデータによると、日本の靴市場の規模は2019年に約1.6兆円と推定され、その中でも独自ブランドやデザインの靴の需要が増加していると言われています(出典:Yano Research Institute)。靴は、一見シンプルなアイテムのように思えますが、実は多くのポイントや専門的な知識が必要とされる商品です。 既にブランドを持っている方も、初めての靴づくりの方も、靴をOEM製作する上でのステップをわかりやすく解説していきます!
目次
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1.靴の作り方を解説!
靴を製作する上で、工場によって製作方法が異なります。作り方には、グットイヤーウェルト式、ステッチダウン式、セメント式など靴の種類によって様々な作り方が存在しています。 中でもセメント製法は主流になっており、アッパーとソールを接着剤で貼り合わせ、加圧密着させる製法です。シンプルな構造で作業工程を短縮できる為、量産に向いています。 - <セメント製法のメリット>
- ①接着剤で貼りつけるだけなので、「糸で縫いつける」製法には必要な縫い代が必要なく、デザインの自由度が高いのが特長です。
- ②他の製法と比較して工程が少ないため、製造コストが抑えられます。
- ③防水靴ほどではないですが、接着剤は主に樹脂製のものを用いるため、他の靴製法に比べて構造的に水が入りにくいです。
エシカルファクトリーとは バングラデッシュに自社工場を構えており、「最小ロット100足〜靴・スニカーのOEM製作が可能!」「日本人スタッフが企画〜納品までサポート」が特徴の靴・スニーカーOEMです。700人以上の職人を擁する自社工場を構えており、100社以上の企業様とお取引してきたOEMのプロとして、お客様のものづくりをお手伝いいたします。>>>靴・スニーカーOEMの詳細はこちら
- 靴の構造は大きく分けて3つの構成から成ります。
- ①アッパー
- 名前の通り、シューズの本体のパーツを指します。切り返しや縫い糸などのデザインは幅広く自由に決めることができます。
- ②ミッドソール
- アッパーとアウトソールの間にあるミッドソール。主にスニーカー製作で使用しますが、とても重要な部分になります。多くのメーカーがミッドソールの中にクッション材や最新の素材で作られたソールを使うことによって、履き心地を良くしています。
- ③アウトソール
- 地面に直接触れる部分がアウトソールになります。素材はEVA、TPU、ラバー、レザー多岐に渡り、軽さや履き心地など着用感を大きく左右する部分になります。
2. 靴OEM発注の流れを4ステップで公開
靴をOEM生産する時にはどのような流れで進んでいくのか気になりますよね。実際の流れを解説します!
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靴・ スニーカーOEM会社に問い合わせる際には、以下の情報を揃えておくとスムーズにやり取りが進むでしょう。
①デザインのイメージ(図面やイメージ画像を用意しましょう)※希望の素材や形状があるものは合わせて送ると良いでしょう。 ②希望足数(サイズ展開が決まっている場合はサイズの詳細も送るようにしましょう) ③希望カラー展開 ④刺繍やプリントの有無 ⑤希望納品時期 この情報が揃えば見積もりとスケジュールを出しやすいため、お互いにコミュニケーションを重ねずスムーズなやりとりができます。
見積もり金額が問題ない場合、サンプル制作に移ります。 足のモデルとなる木型の模型、素材、カラー、アウトソール(靴底)を決めてサンプルを製作します。メンズ・レディースの複数サイズ展開を希望されている方は、必ず足のモデルサイズを決めてから製作することをおすすめします。 足のモデルを決める時には日頃から靴の種類を変えてもサイズ変化が起きにくい方を基準にすると製作が行いやすいです。
生産前には、全サイズ全カラーの最終サンプルを必ず確認するようにしましょう。納品後に思ったサイズと違うとならないように事前に確認をお勧めします。
本生産では、おおよそ3ヶ月は必要です。予め納期も考えて進めるようにしましょう。
3.まとめ
エシカルファクトリーでは、最小100足〜オリジナルの靴OEMが可能です。初めての靴OEMで不安、海外工場との取引は不安など様々なお悩みや不安があると思いますがエシカルファクトリーのスタッフがサンプル製作から生産まで一貫してサポートします。