バッグOEMの生産を始める際には、トートバッグ、ショルダーバッグ、リュックなど、デザインや素材によってコストが異なり、特に小ロット生産では注意が必要です。
この記事では、バッグOEMの料金内訳から、費用に影響を与える要素、そしてコストを抑えるための具体的な方法までを詳しく解説します。
目次
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1. バッグOEM料金の内訳とは?
「バッグOEM」といってもトートバッグ、ショルダーバッグ、リュックなど様々なデザインがあります。大きさや使用する金具によって費用が異なり、原材料に高価なものを使えば製造コストも上がります。 バッグOEMメーカーに製造を依頼する際の費用は、大きく分けて下記5つの内訳になります。
①原材料費
②製造費用
③サンプル製作費用
④輸送費用(海外生産の場合)
⑤商品金型代金
1-1.初期費用の目安バッグOEMを始める際にかかる初期費用は、サンプル製作費用(¥20,000〜¥50,000)や金型代金、素材の選定にかかる費用が主なものとなります。これらの金額は、メーカー問わずバッグOEMに共通してかかる費用になります。
例えば、ショルダーバッグOEMで革を使用する場合、初期費用は合成素材を使用する場合に比べて高額になります。
1-2.使用する素材バッグOEMにおいて、使用する素材が最もコストに影響を与えます。革製品の場合、特に高品質の革を使用する際の原材料費は非常に高くなります。一方、合成皮革、キャンバスやナイロンなどの素材は比較的コストを抑えられます。
例えば、キャンバス素材は耐久性があり、カジュアルなデザインに適している一方、ナイロンは軽量で撥水性があり、アウトドアやスポーツバッグに適しています。合成皮革はコストを抑えつつも、革のような外観を持つため、ファッション性を重視したバッグに多く使用されます。
1-3.国内OEMもしくは海外OEM国内OEMは高品質なバッグ製作が期待できる反面、製造コストが高くなりがちです。一方、海外OEMではコストを抑えられる場合が多いですが、品質管理や輸送コストが課題となることがあります。
特に、革製品のバッグOEMでは、素材の品質や製造技術が重要なため、どちらのOEMを選ぶかが価格に大きく影響します。 国内OEMでは、工場と直接コミュニケーションを取ることが容易であり、製造過程での細かい調整が可能です。
これに対して、海外OEMでは、コストを抑えられる一方、リードタイムが長くなる場合があります。特に、品質管理が難しいため、信頼できるパートナーを選ぶことが重要です。
2.バッグOEMの料金に影響するもの
2-1.使用する素材の種類バッグOEMに使用する素材は、料金に大きな影響を与えます。例えば、革製品の場合、レザーの種類や品質によって価格が大きく変動します。牛革、羊革、クロコレザーなど、使用する素材が高価であればあるほど、製造コストも上がります。また、合成皮革やキャンバス、ナイロンなど、比較的安価な素材を選ぶことで、費用を抑えることが可能です。
2-2.デザインの複雑さバッグのデザインが複雑であればあるほど、製造工程が増え、費用がかかります。特に、カスタムメイドの金具や刺繍、特注のプリントなど、オリジナル性を追求したデザインは、その分コストに反映されます。シンプルなデザインのバッグであれば、比較的コストを抑えることができます。
2-3.製造ロットの規模製造ロットの規模も、バッグOEMの料金に大きく影響します。大量生産を行う場合、単価を抑えることができる一方、小ロット生産では単価が高くなる傾向があります。これは、サンプル製作や金型の費用が小ロットでも必要となるためです。特に、試作品やプロトタイプを含む初期段階では、コストがかさむことがあります。
>>>バッグOEMのデザイン例はこちら3.バッグOEM料金を抑えるには?
初めてのバッグOEMの場合は、リスクを軽減するためになるべくコストを抑えたいところです。 もし高い製造コストがかさむ場合、需要の変動や市場の変化に対応することが難しくなります。
ここからはバッグOEMで料金を抑えて依頼できる4つの方法を紹介します。
3-1.複数のOEMパートナーと比較するバッグOEMを検討している場合、複数のOEMパートナーの提案や見積もりを比較することで安く依頼できるOEMパートナーを見つけることができます。
インターネット上や業界の展示会などで情報を収集し、異なるパートナーの価格、品質、納期などを比較検討しましょう。
3-2.バッグOEMに特化したパートナーに依頼するバッグOEMを生産する場合、バッグを専門としたOEMパートナーに製造を依頼したほうが安くなることがあります。
素材の調達や加工において専門性を持つパートナーは、バッグOEMで必要な副資材も豊富に確保しており専門知識や製造能力を活かした効率的な生産が可能なため、コスト削減や品質の向上が期待できます。
3-3.海外OEM生産の活用海外のバッグOEMメーカーを活用することで、製造コストを抑えることが可能です。ただし、輸送費用や品質管理に注意が必要です。
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4.バッグOEM小ロットの探し方
バッグの小ロット生産を希望する場合、適切なOEMパートナーを見つけることが重要です。特に、少量の生産でも高品質な製品を提供できる信頼性の高いパートナーを選ぶ必要があります。
4-1.バッグOEM小ロット対応の設備と技術設備の柔軟性: バッグOEMの小ロット生産を行うためには、柔軟な設備を持つ工場を選ぶことが重要です
特に、小ロット対応のバッグOEM工場は、少量でも効率的に生産できる設備や技術を持っています。短期間で試作やサンプルの生産ができる設備や、少量でも高品質なバッグを作れる技術が整っている工場を選びましょう。
4-2.バッグOEMの生産体制と対応力バッグOEMで小ロット生産を実施するためには、小ロット専用ラインを持つ工場が適しています。通常の大量生産ラインとは異なり、小規模な注文にも対応できる生産ラインを持つ工場は、柔軟な対応が可能です。
デザインの打ち合わせ: 自社の要求に基づいてデザインを打ち合わせ、プロトタイプの作成に進みます。 仕様の確定: 素材、サイズ、カラーなど、製品の仕様を確定し、メーカーに伝えます。
5.まとめ
バッグOEMの料金は素材やデザイン、製造ロットによって変動します。初期費用の目安を把握し、複数のOEMパートナーと比較することが重要です。国内外のOEM選択肢を検討し、小ロット生産の設備や技術が整ったパートナーを選ぶことで、高品質なバッグを生産できます。
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