【革小物OEM】最小ロット50個〜の生産でコストを抑える方法

自社ブランドの革小物を作りたい!そう思ったときに一番気になるのは費用ではないでしょうか。

革小物OEMにおいて、製品が完成するまでには、革小物をOEM製造するためのランニングコストだけでなく、輸送費や商品金型代金など初期費用がかかります。革製品OEM会社に依頼してから製品が納品されるまでにかかる費用の詳細と、少しでも費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

 

目次

    • 1. 革小物OEMにかかる費用の内訳

      1-1.試作(サンプル製作)

      革小物のOEMでは、製品が完成する前にサンプルの製作が行われます。納得のいくサンプルができるまで、何度も試作を繰り返します。デザインや仕様、素材の質感などを確認し、改善していきます。

      試作の回数や量によってコストが変わることがありますが、多くの革製品OEM会社では試作費用がかかる場合があります。高価な素材や特殊な加工が必要な場合は、追加費用が発生することもあります。

      1-2.製品の製造

      革小物の製造にかかるコストは、製品の種類や仕様によって異なります。たとえば、革財布と革バッグでは使用する素材や加工方法が異なり、それに伴い製造コストも変わります。革の種類や加工の複雑さ、デザインの詳細によってもコストが変動します。

      1-3.資材費

      革小物OEMで用いられる資材には、革素材、金具、芯材などが含まれます。特に革の種類や品質によって価格が大きく変わります。また、金具が日本製か中国製か金具の調達国によっても異なります。 日本のメーカーは、色落ちや耐久性に強く、中国の工場はオリジナルデザインの金具製作や価格も抑えられます。

      1-4.輸送費

      製品が完成した後の輸送費も考慮する必要があります。輸送方法や距離によってコストが変わります。国内輸送と海外輸送ではコストが異なりますので、事前に輸送費の見積もりを確認しましょう。

      革小物OEMの費用例(1)

      ミニ財布 革小物も作る量・ロットによって価格が変わります。こちらでは100個と500個で作った時のミニ財布例をご紹介します。

      コスト効率と製造数量のバランスを見ながら製造計画を立てられることをおすすめします。 小ロットのは発注については、以下のページでも詳しく紹介しています。

      >>>革製品OEMにおける価格と初期費用のリアル:成功事例と選び方

      革小物を小ロット製造について注意点として、総額は安いですが1個あたりの価格は1,000個の方が圧倒的に安くなります。 また製造の費用効率が良くなるのは1,000個の製造からが多いです。

      >>>革小物OEMの詳細はこちら

      【ボリュームディスカウントでコスト抑制した事例】

      小ロットでの革小物製造(50個〜)は、コスト面で不利なことが多く、単価が高くなっていました。
      しかし、色込みでの発注を通して、500個のロットで10色展開することで、単価を大幅に削減することに成功しました。
      色展開を増やすことで、製造コストを効率的に抑えられました。また10色の発注数も決められるため、定番カラーは多く持っておくなど在庫の調整もできました。

      例えば、1色50個の小ロット生産から500個の大ロット生産に切り替えることで、単価を約30%削減できました。この方法により、製品の魅力を高めつつ、コスト効率も向上させることができました。 結果として1色あたりの数量は少ないが多色展開でブランドとしても幅広いターゲットに販売ができました。

      2.革小物OEMで費用を抑える3つの方法

      2-1.既存のデザインを元にアレンジ

      革製品OEM会社が既存の商品デザインを持っている場合、コストを抑えるためには、既存デザインにアレンジを加えることが有効です。これにより、開発費を節約し、リードタイムを短縮できます。ただし、汎用デザインの場合、他製品と類似する可能性が高いため、色やステッチ、金具などのアレンジを加えて差別化を図ることが重要です。

      2-2.小ロットで対応可能な素材を選ぶ

      革小物の製造において、素材選びはコストに大きな影響を与えます。素材のグレードや、小ロット対応可能な加工方法を選ぶことで、在庫管理の負担を軽減できます。OEM会社に相談し、最適な素材と加工方法を見つけましょう。

      2-3.こだわりたいポイントを1つに絞る

      限られた予算内で革小物OEMを成功させるためには、優先すべきポイントを明確にすることが重要です。

      例えば、高品質な革素材を使用したい場合は、デザインをシンプルにすることでコストを抑えることができます。逆に、デザインにこだわりたい場合は、素材を標準的なものにしてトータルコストを調整します。あらかじめ優先順位を決めておくことで、予算内でスムーズに製品化を進めることができます。

      これらの方法を活用することで、革小物のOEM製造においてコストを抑えながら、品質とオリジナル性を両立させることが可能です。

      3.革小物OEMと販売の動向

      3.1市場の変化

      近年、革小物OEM市場は大きな変化を遂げています。消費者の嗜好が多様化する中で、個性的で高品質な革製品の需要が増加しています。特に、エシカルな製品や持続可能な素材を使用した革小物への関心が高まっています。このトレンドは、ブランドにとっても差別化のポイントとなり、新たなビジネスチャンスを生んでいます。

      3.2サステナブルへのシフト

      革小物のOEMでは、サステナブル(持続可能)な製品が注目されています。環境に配慮した製造プロセスや、動物福祉に配慮した革素材の使用が求められています。このニーズに応えるために、エコフレンドリーな素材や製造方法を採用し始めています。

      3.3デジタル技術の導入

      革小物OEM業界では、デジタル技術の導入が進んでいます。例えば、3Dプリンティング技術を活用して試作品を迅速に作成したり、AIを使ってデザインの最適化を図ることが可能です。これにより、開発期間の短縮やコストの削減が実現しています。

      4.まとめ

      自社ブランドの革小物を作りたいと思った時、限られた予算でどこまで削れるのか多くの要素を考える必要がありますよね。革小物OEMには初期費用やランニングコストがかかりますが、適切な方法を取ることでコストを抑える方法をご紹介しました。革製品OEMは、価格や初期費用の把握が成功の鍵です。

      革小物OEMのエシカルファクトリーはバングラデシュに自社工場を構え、最小ロット50個からの柔軟な生産に対応しています。関税の免除や日本語対応のサポートなど革製品OEMで必要なサービスを整えています。

      >>>革製品OEMの詳細はこちら

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