信頼できる革製品OEMの専門工場の探し方!海外直取引のデメリットも解説

オリジナルの革製品を製作・販売したい!と思った際に便利なのが、OEMメーカーに製造を依頼する方法です。

しかし難しいのは、数あるOEM工場の中から自社に合った最適なOEM工場を見つけること。

そこで今回は、革製品のOEM先を探す上で注意するべき基準、海外工場との直接取引のメリット・デメリットなどを、革製品OEMのEthical Factoryの担当者が分かりやすくご紹介していきます!

<Ethical Factoryとは>
「初期費用0円」「小ロット~大ロットまで発注可能」が特徴の革製品OEMです。700人以上の職人を擁する自社工場を構えており、お見積りから納品まで自社で一気通貫でご対応します。
100社以上の企業様とお取引してきた革製品OEMのプロとして、お客様のものづくりをお手伝いいたします。
>>>Ethical Factoryについて詳しくはこちら

目次

 

1.革製品をOEMで作るメリットとは?

BORDERLESS FACTORYでつくれる高品質の財布

そもそも、OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、製造メーカーが他社(発注元)の製品を製造することを言いますが、発注元のブランドにとってはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1-1.設備投資が不要

何か商品を製造したいと思ったときに、当然ですが工場設備を一から自社で整えようとすると莫大な時間と費用が必要です。

設備だけではなく製造技術も一夜で獲得できるものではありません。職人・工員を採用して自社で育成するとなると、数か月~数年の時間がかかります。

OEM委託によって他社の場所や設備、技術力を借りることで、そうした初期費用を抑えて自社商品の生産を始められるのがメリットです。

1-2. マーケティング・販売に専念できる

既に自社工場を持っている企業にとっても、OEM委託をすることにより、これまで製造部門に割いていた経営リソースを販売・マーケティングなどに活かすことが出来ます。

競争の激しいアパレル業界において自社のビジネスを発展させるために、企画・販売にリソースを集中させるのは戦略的といえるでしょう。

1-3. 生産スピードの向上

これまで個人でハンドメイドでオリジナル商品を作っていたという場合、キャパシティの大きい工場にOEM委託することで、製造のスピードをあげることができます。

もしも売れ筋が見えてきているけど生産スピードが追い付かない、という状況にある方にとっては、OEM委託することでビジネスチャンスを最大限活かすことができます。

革製品OEM先を選ぶ際に見るべき基準

実際に革専門のOEM工場を探す際には、どのような基準で選べばよいのでしょうか?最も重要な項目を4つご紹介します。

2-1. 価格

小売り事業において仕入れ原価をなるべく抑えることはとても重要です。

多くの工場が無料で見積もりを出してくれるので、希望の商品やロットを伝え、見積もりを取ると良いでしょう。

その際、生産単価だけでなく、抜型作成代などの初期費用なども同時に確認しておくと安心です。

2-2. 品質

特に革製品においては高品質なものを求める消費者も多く、品質は価格と並んで最重要ポイントとなります。

まずは工場のWEBサイトに載っている製作事例の写真などで、全体的な縫製の質などを確認しましょう。更に革サンプルを取り寄せられる工場もあるので、実際の革の手触りや質感も確認してみると良いでしょう。

もし自社ブランドを持っており実店舗を展開している工場で、近くに店舗がある場合、実際に店舗に足を運んで商品を見てみるのも良いかもしれません。

2-3. ロット

工場によって、ロットの設定は大きく異なります。特に海外工場では最小ロット「1000個~」などと設定しているところもあるため、テストマーケティングのため小ロットで発注したい場合は要注意です。

WEBサイトに記載している工場も多いですが、商品によって最小ロットが異なる場合もあるので、気になる場合は問い合わせてみましょう。

2-4. 納期・対応スピード

工場の規模によって、生産スピードは大きく異なります。数百個の商品の製造を数日で終えられる大規模な工場もあれば、小さな工房の場合は数週間かかるといった具合です。

さらに海外工場と国内工場では、輸送にかかる期間なども異なります。

特にタイトなスケジュールで製作したい場合は、作りたい商品と、おおよその発注数量を伝えて目安の納期を事前に確認しておくと良いでしょう。

3. 革製品OEMの専門工場の見つけ方

次に「革製品のOEM委託できる工場をどのようにして探せば良いか?」具体的な方法を3つご紹介します。

3-1. インターネット検索

一番簡単な方法がインターネット検索です。「作りたい商品名 OEM」などと検索すると、主に日本の工場を見つけることができます。

さらにOEM工場と、依頼したいブランドのマッチングサイト・ポータルサイトもあるので、チェックしてみると良いでしょう。

3-2. 展示会に参加する

アパレル・ファッション業界の展示会とは、ブランドや商品を取り扱う卸売業者などによって、商品の展示紹介を行う大きなイベントです。多くの場合、入場無料となっています。

展示会に参加する最大のメリットは、工場の担当者と実際に話せたり、実物の商品を手に取って品質を確認できること。

海外の工場も数多く出展しており、1日で複数の工場を一気に比較できる手軽さが魅力です。

3-3.紹介してもらう

最後に、展示会であった人や知り合い、既に取引している工場の担当者などに、良い工場がないか尋ねてみるのも良い方法です。

特に中国では信頼に重きを置く商習慣が強いため、紹介を通すことで良い工場に出会える可能性が高まります。

4. 海外工場と国内工場のメリット・デメリット

いざ革製品OEMの工場を探すとなると、日本国内の工場と、中国やベトナム、バングラデシュといった海外工場の大きく異なる2つの選択肢があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の条件にあった方を選ぶのが適切ですが、第一章で解説した観点ごとに、海外工場と国内工場を比較していきましょう。

4-1. 価格

価格面においては、中国やバングラデシュの方が人件費が安いため、海外工場の方が安く抑えることができます。海外工場の場合は輸送コストがかかりますが、それでもトータルの費用は国内工場よりも安く抑えられる場合がほとんどです。

4-2. 品質

一般的に「国内工場の方が高品質」というイメージがあるかもしれませんが、実際には一概にそうとは限りません。海外・国内に限らず、各工場がどのように品質管理を行っているか?どのような検品体制になっているか?によって異なります。

海外工場であっても、例えば長年日本企業向けに製造してきた工場では、日本の消費者が求める高品質な製品を作れることもしばしば。実際にサンプルを取り寄せて確認するのが確実です。

4-3. 最小ロット

最小ロットは一般的に、海外工場の方が大ロットで設定されており、国内工場の方が小ロット対応していることが多いです。ただし、これも各工場によって異なるため、個別に確認してみましょう。

バングラデシュに自社工場を構えるEthical Factoryでは、最小ロット50個~大ロットまで製造が可能です。

4-4. 納期・対応スピード

一般的に海外工場の方が大規模で生産キャパシティが大きい工場が多いため、数万個単位の大ロット発注であっても比較的短期間で納品してもらえる場合が多いです。

一方で、対応・コミュニケーションのスピードに関しては、言語の壁がなく、時差もない国内工場の方がスムーズかもしれません。更に何かトラブルが発生した際の対応についても、商習慣の違う海外工場とのやり取りだとかなりコミュニケーションコストがかかる場合があります。

ただしこれは海外工場と直接取引するか、仲介取引するかによって大きく変わってくるため、次の章で詳しく解説します。

5.海外工場との直接取引って実際どうなの?

前章での解説を踏まえ、「価格を抑えるために海外工場と取引したい」と思った方は多いかもしれません。

その場合、海外工場の担当者と直接取引する場合と、仲介業者を介して間接取引をする2つの選択肢があります。どちらが良いのでしょうか?

5-1. 直接取引は何が大変?メリット・デメリット

直接取り引きの場合、仲介の手数料が発生しないのが最大のメリットです。

一方で、以下のような内容を全て自社で行う必要があるため、ある程度事業基盤が整っている企業におすすめです。

・言語
日本語が出来る担当者が駐在している場合もありますが、英語でコミュニケーションを取らなければいけない場合もしばしばです。

・支払い
ドルでの取引になる場合が多く、更に支払いのために海外送金が出来る銀口座を準備する必要がある工場もあります。

・輸入関係の書類作成
インボイスをはじめとした輸入に関わる書類を、自社で作成する必要がありケースがほとんどです。

・トラブル対応
いくらしっかりと工場を選んだとしても、「求めていた品質と違う」「依頼した内容よりも納品された個数が少ない」といったトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

直接取引の場合、現地の担当者と直接話をして解決する必要がありますが、商習慣が違う海外工場の場合だと相当のコミュニケーションコストがかかってしまいます。

5-2. 仲介取引のメリット・デメリット

一言でいうと、上記で説明したような煩雑な内容を委託し、OEM取引にかかる工数を最小限に抑えることができるのが仲介取引のメリットです。

デメリットとしては、当然ながら手数料がかかること。

ただし自社で全て手続きを行った場合のオペレーションコストよりも、委託して手数料を支払った方がトータルとしてはコスト減になる場合もあるため、慎重に比較する必要があります。

6.日本の対応×海外価格のEthical Factory

Ethical Factoryは、バングラデシュに自社工場を構えるOEMサービスです。

創業から9年間、個人事業からグローバルメーカーまで60社以上のお客様のものづくりをお手伝いさせて頂いてきました。

日本の窓口を通した安心の対応と、海外の自社工場だから実現できるリーズナブルな生産価格の両方を実現できます。

Ethical Factoryの4つの特徴

「小ロット~大ロット」まで幅広く注文可能
✓革色やパーツを選ぶセミオーダーで、最短でオリジナル商品開発
✓商品型をゼロから開発する必要がないため、通常数十万円かかる初期費用が0円に
✓海外の自社工場にて生産するため、商品単価もリーズナブル

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※一方で、本記事でご紹介したように「とにかくコストを極限まで下げたい」というお客様には、バングラデシュ自社工場と直接取引していただけるプランもご案内しており、日本語を堪能に話すバングラデシュ人の担当者が対応させて頂きます。

お客様のご要望にあった形のものづくりを、誠心誠意サポートいたします。少しでも革製品OEMをお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください!

まずは無料で相談する

7.まとめ

今回は、革製品OEMの専門工場の選び方について、詳しく解説してきました。

オリジナルの革製品を製作・販売するにあたって、パートナーとなるOEM工場選びはとても重要です。良い工場と出会えれば、継続的な付き合いも可能になります。

「最も相性の良い工場」は自社の状況によって異なるため、条件を整理しながら、最適なOEM先を見つけていきたいですね。

・日本人スタッフと相談して商品制作したい
・初期費用0円でオリジナル商品をつくりたい
・コストは抑えて生産したいけど、海外工場との直接取引は不安
・はじめてのオリジナル商品開発なので売れるものが出来るか不安

一つでも当てはまる方は、是非一度Ethical Factoryにご相談ください!

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