スニーカーやブーツなどの靴を販売することはブランド展開をする中で、必ず検討するアイテムと言っても過言ではないでしょう。しかし、靴の製作はアパレルなどと異なり、サイズ展開を揃えることや様々なパーツで組み合わさって作られているので製作には時間がかかります。 実際に、靴OEMにはどの程度の費用がかかるのでしょうか?また、製作までの流れはどのようになっているのでしょうか?この記事では、スニーカー・靴のOEM発注に関する実際の費用感と製作プロセスについて、詳細に解説します。
<BORDERLESS FACTORYとは>
「小ロット~大ロットまで発注可能」「既存のサンプルモデルから選択」が特徴のスニーカー・靴OEMです。700人以上の職人を擁する自社工場を構えており、100社以上の企業様とお取引してきたOEMのプロとして、お客様のものづくりをお手伝いいたします。
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目次
1.スニーカー・靴OEMの制作までの流れ
1-1デザインの依頼

OEM会社に問い合わせる際には、デザインのイメージ、希望足数、希望カラー展開、希望価格帯、希望納期などを決めてから問い合わせるようにしましょう。この情報が揃えばすぐに見積もりとスケジュールを出すことができるため、スムーズなやりとりができます。この時のデザインイメージは、画像やデッサンなど全体像がわかるものを用意しましょう。
1-2サンプル製作
サンプル製作の際には、より詳細に決めていきます。足のモデルとなる木型の模型、素材、カラー、アウトソール(靴底)を決めてサンプルを製作します。メンズ・レディースの複数サイズ展開を希望されている方は、必ず足のモデルサイズを決めてから製作することをおすすめします。
足のモデルを決める時には日頃から靴の種類を変えてもサイズ変化が起きにくい方を基準にすると製作がしやすいです。また、生産の前に各サイズの最終サンプル製作を必ずおすすめします!
1-3本生産
仕様の最終確認後、生産に移り納品の流れになります。
〜OEM発注での注意事項〜
スニーカーをOEMを製作する時には、アウトソールのデザインや形が費用に大きく関わってくるので事前に希望する底の厚さやデザインなど決めておくと後々価格の面で高くなりすぎると言うことが避けられるでしょう。
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2. スニーカー・靴OEMにかかる初期費用は?
大体の流れはお伝えしましたが、具体的にどのくらい費用がかかるのか?生産に入るまでにかかる費用面は一番気になりますよね。
2-1サンプル製作代金
サンプル製作は靴の種類によりますが、3万円〜5万円と考えて良いでしょう。OEMによっては、発注量を見込んで割引してくれるところもあるかも知れません!
2-2金型代金
金型とは、生産時に革を均一に裁断するために必要な道具です。この金型費用は必ずかかってきます!!金型はパターンを元に製作を行うため、最終的なサイズやデザインの細かさによって変動してきます。おおよそ1万円〜5万円をみておくと良いでしょう。
2-3木型代金
靴の組み立てには木型と呼ばれる足の模型が必要になります。この模型は、OEMで提供している既存のものを使用させてもらう、もしくは1から製作を行います。OEMで理想の木型があれば費用はかからないことが多いですが、ない場合は各サイズの用意と量産時の木型を製作する必要があります。
例えば、5サイズで1,000足展開希望、そして1から木型を作る場合は、5型分の木型費用+生産時(個数によりますが各サイズ3つずつ作る)など初期費用が大きくかかってきます。
そのため、OEMで用意している木型で作れるのか確認する必要があるので最初のデザインイメージがとても重要になってきます!!!
2-4アウトソールの費用
通常スニーカー製作には、①既存のアウトソールを使用して本体のデザインは自由に作るもしくは②アウトソールを1から作るの2つの方法があります。
①既存のアウトソールを使用するメリットとデメリット
メリットは何と言っても断然コストカットできます!
主な原産国は中国が多く、数百にも及ぶ工場があるので既存のアウトソールであっても選択の幅は大きいです。また、工場によっては、色染めなども可能なのでまずは既存のものから選ぶことをおすすめします!デメリットは、既存のものになるのでデザインにこだわりたい方はおすすめしません。
②アウトソールを1から作るメリットとデメリット
メリットは、細部のデザインはもちろんのこと靴底の厚さなど細かな調整ができるのでおすすめです。ハイブランドなどでもアウトソールに特徴を持ったスニーカーなども多いのでデザインの差別化はできます。デメリットは初期費用です。
アウトソールの金型を各サイズ分製作する必要があり1サイズあたり10万円〜以上はするので開発コストが大きくかかってきます。
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3.実際のリードタイムはどれくらいかかる?
おおよその費用感や流れなどを解説してきましたが、実際にどのくらいの時間がかかるのかスケジュールが気になりますよね。平均的には、生産は2〜3ヶ月かかります。
そのため、希望の販売時期から余裕を持ってプロジェクトを進めることをおすすめします!
3-1デザインの依頼・打ち合わせ
希望通りの商品を作るためにも最初の打ち合わせは時間をかけて行うことがおすすめです。この期間にかかる日数はおおよそ1〜2日ほど。イメージ画像だけを用意すれば簡単にできると言う訳でもありません。細かなところでも明確な指示を出さなければ後からイメージと違い、もう一度作り直すことになってしまいます。
3-2サンプル製作
打ち合わせの内容を元に実物サンプルを作ります。この期間にかかる日数はおおよそ1ヶ月ほど。カラー展開を考えられている方は、合わせて生地サンプルも取り寄せると良いでしょう。サンプル完成後は、最低でも1週間は靴を履いて履き心地や色落ちがないかなど確認をしましょう。
3-3本生産
この期間にかかる日数はおおよそ2ヶ月〜3ヶ月ほど。
靴作りは、人の手を必要とするアイテムなので1日に生産できる数は、アパレル程多くはありません。それを前提に販売スケジュールを組むと良いでしょう。
〜その他見ておくと良いスケジュール〜
資材調達の期間を設けているOEMもあります。この期間にかかる日数はおおよそ3週間〜1ヶ月ほど。特に依頼先のOEMに使用したい素材がなく、取り寄せる場合は資材調達の時間が必要になるのでスケジュールに組み込むと良いでしょう。
スニーカー製作は、素材や希望の仕様により大きく変わりますので、まずはお気軽にお見積もりをお問い合わせください。
4.まとめ
スニーカー・靴OEMでの制作までの流れや初期費用など全体の流れを掴むことができたのではないでしょうか。
スニーカー作りの難しいところは、アウトソールの選定ですが、私たちBORDERLESS FACTORYは、スポーツタイプからカジュアルタイプまで豊富な形をご用意しております。また、自社ブランドで培った実績からOEM・ODMの提案を行っており、企画から納品まで一貫してサポートしています。問い合わせいただく大半の方は、靴作りが初めての方が多く相談しながら進められる方が多いです。是非、一度イメージされている商品をご相談ください。無料で相談・お見積もりをお出ししています!